シングル プア メソッド:もう一つのレシピ
お詫び
新しいレシピをご紹介する前に、前回投稿のレシピに間違いがあることに今気づきました。 このブログを読んで試してくれた方々がたくさんいらっしゃいます。間違ったレシピを伝えてしまい、大変申し分けございませんでした。元記事を正しいレシピに修正してありますのでもう一度ご覧になっていただければと思います。
淹れ方と基本レシピ
使用器具
ドリッパー | ORIGAMIドリッパーAir M |
ペーパー | CAFEC アバカ |
サーバー | KINTO Coffee jug 2cup |
ケトル | Brewista |
グラインダー | TIMEMORE C2 |
スケール | ハリオ V60スケール |
淹れ方
動画の中では量などについては触れておりません。 次のレシピでご覧ください。
レシピ
豆の量 | 14g(浅煎り〜中煎り)*1 |
挽き目 | TIMEMORE C2 12クリック |
湯量 | 200ml |
湯温 | 80℃ |
注湯スピード | 20cc/秒 |
抽出時間 | 1分30秒〜2分00秒(注湯開始〜落ち切るまで) |
- 中深煎りや深煎りでは濃度が高くなるので量は異なります
淹れ方のポイント
このレシピの一番のポイントは「挽き目を少し粗くした」という点です。といっても極細挽きであることには変わりません。 これによってC2でも14gで80回前後で挽けるようになりました。 また、前回より粗目なので、接触時間をすこし長めにとっても雑味が出にくくなりました。同様の理由でスピンの回数も増やすことができ、全体を最後まで湯に漬けることができるようになりました。
では、動画の流れに沿って前回レシピと違っている点を説明します。[]内は動画の中で該当する時間です。
スピン [1:31〜2:11]
注湯は10〜15秒で終わらせます。注湯が終わったら、2,3回転スピンしペーパーに付いた粉を落とします。これを約10秒おきに3〜4回繰り返します。私は、20秒、30秒、40秒、50秒にそれぞれ2,3回転のスピンをし、その後は落ち切るまで待ちます。
抽出時間 [2:44〜2:45]
抽出時間は注湯開始から落ち切るまでの時間となり、1分30秒±5秒で落ち切れば良いですが、最大2分までは大丈夫です。
スピンの回数、スピンの強さ、最後にスピンした時間によって落ち切るまでの時間は変わり、フレーバーや濃さも変わってきます。ご自分のお好みに合わせて調整してください。
さいごに
コーヒーの抽出には粉量、挽き目、湯温、湯量、接触時間などさまざまなパラメーターがあり、いずれもアクセルにもなり、ときにはブレーキにもなります。
今回のレシピでは、挽き目で少しブレーキをかけ、その分、接触時間、スピン回数、スピン量をアクセルに使っています。
今回は変えませんでしたが、湯温を少し高くしアクセルにしても良いかもしれません。その場合、接触時間、スピン回数、スピン量のいくつかを少し緩める必要があるでしょう。
このように、ここでご紹介するレシピを出発点として、何をアクセルにしようか、何でブレーキをかけようかと試行錯誤を繰り返し、自分の好みに合った淹れ方をぜひ見つけてください。
まとめ
- 挽き目を少し粗くすることでC2でも手軽に美味しい一投式を実現
- スピンを3,4回することでよりフラットなコーヒーベッドを作る
- 最大2分で落とし切る